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全日本マスターズR5
我らがウエイトリフティング協会から、昨年は朝倉富成選手が、今年は小林将浩選手が2年連続で世界マスターズ選手権(フィンランド)への参加標準記録を突破致しました。 63歳、 59歳、です。
年齢を重ねると、体にもいろいろな影響がでてきます。代謝の低下や、外見的にもしわが増えたり、エネルギーレベルも低下します。特に寒い季節になると、体を動かす事自体もおっくうになりますが、心に任せて不活発な日々を送ったのでは筋量や筋力も低下していきます。
人は最大筋力の約40%しか使用しない生活をしていると、年々筋量が減少すると言われます。最大筋力の40%というと、それは日常生活レベルに相当します。そこに年齢的な経年の筋力低下が加わりますので、練習を積み重ねても、全盛期に比べて1~2割の記録ダウンが起こるのは仕方ありません。
ですから、現在の記録を毎年維持するということは、練習は勿論、精神面や栄養面の管理は、普段よりも気を使うことになります。当たり前の成果ではないということを主張たいです。
画像は表彰台のお二人と、59歳の背中です。仕事も多忙な中、練習時間が十分にとれなくても、長年の地道なウエイトリフティング一筋の成果です。練習は裏切りません。