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弱虫ペダル考
アニメが好きというわけではないが、良いものは見るようにしている
秋葉原が大好きなアニメオタクの高校生が、周囲の人たちに自分の「自転車乗り」としての才能を見い出され、その中で自身も自転車競技の面白さに目覚めて、チームの中のロードレース競技者として成長していく物語になっている。
私は、そのアニメの主体となるモチベーションやチームワークに関する考察よりも、人生としての教訓という側面を興味深く味わってしまう(素直でないで笑)。
同じロードレースのメンバーでもそれぞれの強みに依る役割というのがあって、それを協力して認め合い、高め合うというような設定。つまりチームという他者の存在が不可欠になっている。
しかし、他者という外的な要因によるモチベーション向上ではなく、自分自身による内的な興奮をどうやって高め、レースに活かしていくかは個人の問題だ。
実はその内的に起こすモチベーションは、外的なそれよりも持続力をより発揮するのだと言われる。
簡単に言えば、「辛い状況」というものを「どう感じて」「どう変換できるか」ということになると思う。
人間の幸不幸の分かれ目は、この過程の違いではないかと思うのだ・・。
目標に向かう途中に伴う努力、登り坂、体の重み、疲労感という負の要素を楽しみ、時にはユーモアに変換でき、そのこと自体を好きになることで、自己実現していく自分に喜びを見出せるかどうかだと思う・・・。