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オリンピック考察(その2)
オリンピック考察2
「炎の激しさと水の冷静さ」
スノボーの平野歩夢選手は、2回目の理不尽な点数に対して、「怒り」という言葉を用いて、3回目の成果に結びつけている。
「怒り」という感情は通常格闘技で例えれば、大振りのパンチや、力の入れすぎで失敗しがちになるものだ・・。ところが、3回目のトライでは、飛程こそ2回目を超えるものがあったが、無理をせず着地の正確さという演技の美しさという成果を出したのだ。
そこで「調整」という「冷静」が働いているのだ・・・。
単なる運動神経が超越した変わった風貌の若者ではないという考察をどれくらいのマスコミができただろうか?私たちの思慮に及ばない心身の鍛錬という「努力」がその背景にあったのかもっと特集しても良いと思う。
ただものではないから、オリンピックという舞台にたてるのだろう・・・。